「コオロギを使ったラーメンが食べられるイベントがあるんだけど、良かったらどう?」
ある日ヒビ機のもとにそんなメッセージが届きました。
今まで色んなラーメンを食べたけど、ついに来たかと。
個人的に昆虫食に抵抗はなく、ミャンマー料理屋で竹虫を食べたり(隣の席の現地人に「現地では食べないよ」なんて言われて写真バンバン撮られた思い出)、罰ゲーム用の虫を嬉々として食べたりするんですが、もちろんラーメンは初。
味への興味50%ブログのネタにする気50%、合わせて好奇心100%。食べに行ってきました。
コオロギラーメンを食べに渋谷の『ナナナナ祭』へ
渋谷駅から徒歩5分くらいのところにある『100BANCH』で7月1日~7月8日まで開催されていた『ナナナナ祭』。
未来をつくる実験区『100BANCH』の1周年を記念したお祭りらしく、未来をつくる野心的な若者たちによる、彼らのビジョンと個性が入り混じる試作展示やマルシェ、シンポジウムなど、36もの実験的プログラムが行われていました。
っと、ありますね。ヤベェやつが。
このコオロギラーメンを企画したのは「地球少年」の篠原祐太さん(リンク先はTwitter)。
昆虫食や虫に興味を持ってもらいたいと考え、4年前から昆虫料理を作っているそうです。
篠原さんは少し前に“すごい煮干し”でおなじみの『凪』がコオロギラーメンを出した時にも関わっていた方。その時は「有吉弘行のダレトク!?」でも取り上げられ、有吉弘行さんも「美味い」と絶賛していました。
会場内はこんな感じ。とてもコオロギラーメンを出すような感じではなく、渋谷っぽいオシャレな雰囲気。
100食限定ということもあり、開始直後はご覧の行列。
メニューは「ちょっと挑戦」「しっかり堪能」「タガメ焼酎セット」の3つ。
ほとんどの人が「しっかり堪能」を頼んでいたと思います。ヒビ機はもちろん「しっかり堪能」。
調理場には見慣れない食材がズラリ。ただ、昆布ダシのような嗅ぎ慣れた和風の香りが漂っています。
「食材撮ってもいいですよー」とのことだったので奥にある食材の衝撃的な写真を載せます。
覚悟してください。
……。
…………。
………………。
はい。コオロギです。
こちらはダシを取った後のコオロギ。
一杯当たり約80匹使っているらしく、それが100食なので約8,000匹ってことですね。
こっちはトッピング用のコオロギ。足つきでカラッと素揚げされています。
コオロギが可愛らしく?トッピングされたコオロギラーメン。しっかり堪能します。
こちらが「特製コオロギラーメン しっかり堪能」(700円)
コオロギ8,000匹から取ったスープにストレート細麺。3匹のコオロギ・ケシの実・ゆず・三つ葉・メンマ・糸唐辛子が乗っています。
耐性ない人からするとかなりショッキングなビジュアルですね。
実際Twitterに載せたらモザイク有りにも関わらず10分でフォロワーが20人くらい減りました。反省はしてませんが。
まずはコオロギスープから。この味……海老にそっくりだぞ……!
まずはスープから一口。
この味……海老にそっくりだぞ……!
無数に浮いているコオロギの殻(?)が甲殻類に似ているのか、味は海老によく似ています。
あとは味を整えるために昆布と椎茸を使っているらしく、上品な和ダシの上に甲殻類特有の香ばしさが乗るオシャレな味でした。
麺はストレートな細麺。ここら辺は至って普通です。
トッピングのコオロギは2種類。サクッとしててえびせんみたいな味だ!
乗っているコオロギは2種類。
黒くて大きいこちらがフタホシコオロギ。
茶色くて小さいこちらはヨーロッパイエコオロギ。
どちらも味に差はなく、サクッとした食感でえびせんみたいな香ばしい味です。
ちなみにどちらも食用コオロギなので、いつか食べるときの為に覚えておいて損は無いと思います。ヒビ機は昔爬虫類を飼っていた頃にあげていたのでお馴染みの2種類でした。
まとめ
コオロギ8,000匹使ったラーメンは海老みたいな味の上品なラーメンでした!
昆虫食としても比較的食べやすい部類だと思うので、もし機会があったら是非。そうそうないかと思いますが。
では今回はこの辺で。ごちそうさまでした!
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●細かいチェックポイント●
味の重さ:あっさり
温度:熱すぎず、ぬるくなく
タイプ:その他
エリア:渋谷 / 恵比寿 / 代官山
推し麺度:☆2
ちなみにタガメのお酒はこんな感じ
今回は飲みませんでしたが、タガメのお酒はこんな感じでした。