こんにちは。東京ラーメンタルのヒビ機です。
今回ご紹介するのは、昔ながらの中華そばを現代に再構築した、いわゆる“ネオクラシカル系”と呼ばれるラーメンが食べられるお店。
そして、その手のジャンルが増えだした2017〜18年にオープンしたラーメン店が受賞対象になる「TRYラーメン大賞」で新人賞総合6位にも輝いた実力店でもあります。
そんな実力店の一杯はどんな味なのか。さっそく食べに行ってきました。
ネオクラシカルな中華そばを食べに『机上の空論』へ
東十条駅から徒歩6分くらいのところにある『我的中華そば 机上の空論(われてきちゅうかそば きじょうのくうろん)』。
2017年11月オープン。
六町に本店を置く『田中商店』の系列である『つし馬』『田中屋』で修行を積んだ店主が営む、昔ながらの味を再構築した“ネオクラシカル系”のラーメンが人気のお店です。
冒頭でも触れましたが、ラーメン業界で権威のある「TRYラーメン大賞」の2018-2019では、新人大賞総合6位、しょう油部門5位、みそ部門3位に選出された実力店でもあります。
メニューはこんな感じ。
基本は「中華そば」「煮干し中華そば」「机上のネギ味噌中華」、週2提供となる「魚群煮干し中華そば」の4本で、その他ごはんものやドリンクといったラインナップ。
今回は、看板メニューの「中華そば」をポチり。
芳醇な醤油の香りと共に「中華そば」が到着!
待つこと数分。芳醇な醤油と鶏や魚介のダシの香りと共に「中華そば」(750円)が到着。
鶏油が照り輝く深い琥珀色のスープに中細麺が綺麗に折りたたまれ、2種類のチャーシュー、メンマ、小松菜、海苔、ネギ、なるとがトッピングされています。
スープの色や揃えられた麺線もそうですが、特になるとがビジュアル面でいい仕事をしていますね。
スープは鶏魚介と醤油の旨味が染みる懐かしい味わい!
まずはスープから一口。
おぉ……染みるぅ……‼︎
スープを口に含んだ瞬間、鶏ガラの旨味、鶏油の甘み、魚介の旨味と酸味、乾物系の乾いた旨味、醤油のコクがふわっと広がりました。
まさに昔ながらの中華そばを現代風に再構築したような洗練された懐かしさを感じる味わいで、レンゲをグイグイ運ばせる牽引力があります。
麺は中根製麺製の角あり中細ストレート。
つるんとした滑りのいい麺肌で、噛んだ時の小麦の甘みの広がりも心地いいです。
都内で中根製麺を使っているところは珍しいなと思ったら、かつて神奈川のラーメンシーンを牽引した名店『69’N’ROLL ONE』へのリスペクトとして使っているんだとか。
バラとロースのチャーシューも肉肉しくて美味い!
こちらはロースの方ですかね。
ザクっと歯が沈むしっかりめの肉質で、肉の旨味と脂の甘みのバランスが取れた逸品です。
もう一方のこちらがバラですかね(もしかしたら部位逆かもしれません)。
肉の繊維を咀嚼して旨味を噛みしめるような肉肉しい美味しさ。炙りによって醤油の香ばしさが立っているのもポイントです。
まとめ
芳醇な醤油と鶏魚介の旨味が染みる、洗練された懐かしさを感じる中華そばでした!
味・ビジュアルからも感じられますが、随所に店主の丁寧さ、こだわりが感じられました。
次はみそ部門で受賞した「机上のネギ味噌中華」を食べに来ようと思います。
では今回はこの辺で。ごちそうさまでした!
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●細かいチェックポイント●
味の重さ:あっさり
温度:熱すぎず、ぬるくなく
提供時間:4分(標準)
お冷:セルフ。冷たい
店内温度:適温
混雑具合:土曜の13時半で待ち時間5分くらい
備品:つまようじ
卓上調味料:唐華みたいな辛味調味料、辛子高菜、胡椒
タイプ:醤油
エリア:大塚 / 巣鴨 / 駒込 / 赤羽
推し麺度:☆9