煮干しは濃ければ濃いほど美味い。そんな短絡的でB級な舌を持つヒビ機の元に「煮干しの本場・青森から、津軽ラーメンのお店が東京に進出してきた」との情報が。
調べてみると青森ではかなりの実績がある上に、一部のラーメンマニアの間ではすでに話題になっている模様。乗り遅れるわけにはいかないのでさっそく食べに行ってきました。
7/30オープン。本場・青森発の津軽ラーメン店『長尾中華そば』へ

小川町駅・淡路町駅から徒歩3分くらいのところにある『長尾中華そば 神田店』。
2018年7月30日に東京進出。青森を中心に展開する本場の津軽ラーメンを提供するお店です。2004年のオープン以来、カップ麺を出したり、物産展に出店したり、イベントに出店したりと、実績は相当なもの(公式HPにズラーッと書かれているので気になる方はどうぞ笑)。

メニューはこんな感じ。メインは津軽ラーメンの「あっさり」と新・津軽ラーメンの「こく煮干し」の二枚看板。
……ですが、右端にちっちゃく配置された数量限定裏メニューの「ごぐにぼ」と、Twitterで見かけた「花びらチャーシュー」をポチリ。余談ですが、本店ではメニュー表の裏に書かれているみたいです。

店内はカウンター席とテーブル席があり、郷土料理を出す小さい居酒屋のようなこぢんまりとした雰囲気。ねぶた絵師・村元芳遠氏の絵や、ねぶた祭のポスターが飾ってあったりと、かなり青森感満載です。
ちなみにテーブル席は相席になる可能性があるのでご注意を(カウンター席が空くまで外待ち可でした)。
煮干しの香りと共に「ごぐにぼ」が到着。大輪のチャーシューでスープが見えない……!

待つこと数分。煮干しの香りと共に「花びらチャーシュー」(350円)トッピングの「ごぐにぼ」(900円)が到着。
チャーシューすげーー!!!
ざっと見15枚くらい乗ってますかね、薄切りチャーシューの花びらが綺麗な花を咲かせています。この状態だとチャーシューしか見えませんが、それでも煮干しの香りがガッツリするので、中のスープは相当マニアックに仕上がってそうです……!

真ん中にある黒いのは魚粉。それにしても綺麗なチャーシューですね。
ごぐにぼスープは煮干しの苦味と酸味が効いたマニア向け仕様。

まずはチャーシューをかき分けてスープを一口。
口に含んだ瞬間から煮干し全開で、いわゆるニボニボ系の中では苦味を強めに出している気がします。そして節由来なのか酸味も結構効いていて、ハマる人はめちゃくちゃハマりそうなマニア向けの味わいです。

麺は三河屋製麺製の中太麺。
ニボニボ系の麺と言えば硬めの細麺がセオリーみたいなところがあるので若干違和感を感じたものの、どうやら青森はこのスタイルが王道みたいですね。
チャーシューはシルキーで肉の旨味しっかり。麺を巻いて食べると尚良し!

スライサーでカットされたチャーシューは、シルクのような柔らかい食感。薄切りでも肉の旨味はしっかりしているのでそのままでも美味しいですが、チャーシューで麺を巻いて食べると尚良し。

チャーシューの下からはメンマとネギが。どちらもシャキッとした食感がアクセントになってて美味しい。
まとめ
チャーシューが綺麗に咲き、苦味と酸味が効いた煮干しラーメンでした!
他の方のレビューでは“一般向けのニボニボ”という意見が多いですが、個人的には結構マニア向け(なので個人的には良かった)な気がしました。ニボラーじゃない初見の方は看板メニューに花びらトッピングの方がいいかも。
では今回はこの辺で。ごちそうさまでした!

暖簾のこの文字、公式サイトのグッズページによると魚+山々で“さかなだし”と読むそう。
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●細かいチェックポイント●
味の重さ:こってり
温度:熱すぎず、ぬるくなく
提供時間:4分(早め)
お冷:セルフ。冷たい
店内温度:適温
混雑具合:平日11時半で待ち4名。10分ほどで着席
備品:つまようじ・ティッシュ・紙エプロン
卓上調味料:一味・七味・麺ダレ・胡椒
タイプ:ニボニボ系
エリア:秋葉原 / 神田 / 水道橋
推し麺度:☆7
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