こんにちは。東京ラーメンタルのヒビ機です。
今回ご紹介するのは、2025年10月に三鷹に誕生(移転)したラーメン店『麺屋 さくら井』。
こちらは赤羽『麺処 夏海』出身の店主 櫻井 祐太さんが営むお店で、“5種類のお肉に拘ったらぁ麺”をコンセプトとする淡麗系のラーメン・つけ麺が人気。
何度か訪問しているお店ですが、移転によって厨房がパワーアップ→新たな調理環境によって肉系が進化したとなったら行かないわけにはいかないということで、5種類の肉が乗る推しの煮干しを食べに行ってきました。
煮干しな一杯を食べに『さくら井』へ
三鷹駅から徒歩約13分の『麺屋 さくら井』。
2025年10月19日移転オープン(創業は2016年11月17日)。
赤羽『麺処 夏海』出身の店主 櫻井 祐太さんが営む、“5種類のお肉に拘ったらぁ麺”をコンセプトとする淡麗系のラーメン・つけ麺が人気のお店です。
メニューはこんな感じ。
基本は「醤油らぁ麺」「塩らぁ麺」「煮干らぁ麺」「昆布水つけ麺(醤油・塩・煮干)」の6本で、その他トッピングやご飯もの、ドリンクやお土産といったラインナップです。
今回は、お目当ての「特上 煮干らぁ麺」をポチり。
煮干しと炭火香る「特上 煮干らぁ麺」が到着!
待つこと数分。煮干しと炭火のいい香りと共に「特上 煮干らぁ麺」(2,000円)が到着。
煮干しの銀々が浮かぶスープに細麺が泳ぎ、5種類のチャーシュー、味玉、メンマ、玉ねぎ、岩海苔がトッピングされています。
ちなみに移転前(2019年)の「特製煮干らぁ麺」がこちら。
どちらも『さくら井』の丼顔ですが、肉の進化が著しいですね。
スープは煮干しの旨味苦味甘みが広がる上品な美味さ!
まずはスープから一口。
やっぱすげぇ〜!
スープを口に含んだ瞬間、様々な煮干しの旨味を軸に、ほんの少しの苦味や鮮魚を彷彿とさせる油の甘み、そしてニボ醤油なコクのある塩味が広がりました。
いわゆる淡麗系の煮干しはクリアでシャープな煮干しを味の軸にすることが多い印象ですが、『さくら井』の煮干しは甘みが起点なのか、程よく輪郭の削れた上品な味わいに仕上がっています。
麺は「三河屋製麺」製の角あり細ストレート。
プツプツと切れる強いコシで、噛んだ時に広がる小麦の風味も豊か。
この小麦の風味も麺本来の味がメイン(茹でによって立つ小麦の甘みとは別)ですが、粉自体が甘い気がしますね。
進化した5種類のチャーシューや味玉も美味い!
チャーシューは炭火焼きの煮豚バラ、吊るし焼きの豚内もも、低温調理でもろみ麹漬けの鶏むね、低温調理でもろみ麹漬けの豚肩ロース、オーブン焼きの鶏ももの5種類。
煮豚バラは、口に入れた瞬間に広がる炭火のインパクトと肉肉しさでチャーシューパートのスタートを切る、食べ応えのある逸品。
吊るし焼き豚内ももは炭火の次に香りのあるチャーシューで、ふわりと広がるスモークの香りと凝縮された肉の旨味に唸る逸品。
低温調理の鶏むねは、『さくら井』の真骨頂とも言える低温調理によって、驚くほどしっとりジューシーな肉質に。
おそらく麹の風味ですが、独特で柔らかい塩味が効いています。
低温調理でもろみ麹漬けの豚肩ロースもまた超しっとりジューシーな肉質で、こちらは肉の甘みが極限まで引き出された逸品。
オーブン焼きの鶏ももは、皮の香ばしさと胡椒の香りが心地良く、プリッとした身からは旨味と肉汁が溢れ出す逸品です。
味玉は黄身の中心がトロンとした半熟タイプ。
濃い黄身の味わいを程良いタレの塩味がプッシュする、間違いない美味しさです。
まとめ
複雑な煮干しの味わいを5種類の肉と楽しむ、『さくら井』らしい品が表れた一杯でした!
大きな進化は5種類の肉だと思いますが、地味に(?)スープも進化していましたね。
他の味や「豚ユッケ風ごはん」も気になるので、また食べに行こうと思います。
では今回はこの辺で。ごちそうさまでした!
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●細かいチェックポイント●
味の重さ:あっさり
温度:熱すぎず、ぬるくなく
提供時間:10分(やや遅め)
お冷:2杯目からセルフ。冷たい
店内温度:適温
混雑具合:平日10時50分で待ち3名。オープン時20名ほど
備品:ティッシュ、つまようじ、紙エプロン、ヘアゴム、ハンガー、荷物入れ、アルコール消毒液
卓上調味料:藻塩(つけ麺用)
タイプ:ニボニボ系
エリア:吉祥寺 / 三鷹 / 武蔵境
推し麺度:☆8.5



