幡ヶ谷の名店『金色不如帰』が新宿に移転してきたという情報を耳にしたのは6月頭のこと。数年前に一度行ったことがあったのですが、よく言えば秘密基地っぽい店内、悪く言えば狭い店内で、貝とトリュフ全開のラーメンを食べて酔ったという記憶があったので、話題になっていたのにちょっと避けていたんです。
……が、月日の経過は面白いもので、いつの間にかトリュフも貝も大丈夫になっていた(三鷹の『健やか』とかむしろ好きになっていた)自分が居たので、ちょっと遅れましたが食べに行ってきました。
幡ヶ谷から新宿に移転してきた超人気店『SOBA HOUSE 金色不如帰』へ
新宿御苑前駅から徒歩3分・新宿駅からは徒歩10分くらいのところにある『SOBA HOUSE 金色不如帰 新宿御苑本店』。
ミシュランのビブグルマンに2015年から今年含めて4年連続掲載、ラーメンWalkerグランプリ2016、2017受賞、他にも数多くの賞を受賞している超人気店が、2018年5月25日に新宿に移転してきました。
店内はカウンター席とテーブル席(1人だと相席に)があり、移転前のようなアングラな雰囲気ではなく、オシャレな和の雰囲気に。お店に入った瞬間に貝とキノコの和ダシの香りがするのは移転前と変わりませんね。
店内の待ちスペース(11人分)ができたので外からは空いているように見えますが、中に入ったら結構混んでいたなんてことがあるので時間の無い方は要注意。
「真鯛と蛤の塩そば」が到着。着丼の瞬間から漂う蛤の香りがすごい……!
席について待つこと数分。「真鯛と蛤の塩そば」(900円)が到着。
おぉ……めっちゃ蛤の香りするぞ……!
着丼した瞬間から蛤の香りが鼻孔をくすぐりまくり。貝ダシ系が好きな人ならこれだけでお腹いっぱいになりそうな程いい匂いです。
少し白濁したスープに見慣れないソースのようなものが3種類乗っているのも気になりますね。溶けて混ざっちゃう前にさっそく食べていきましょう。
まずはスープを一口。蛤と真鯛のインパクトが凄いのに上品で美味い……!
まずはスープから一口。
口に含んだ瞬間のインパクトは蛤、すぐ後から真鯛が合流して複雑な旨味を織りなしています。インパクトはすごいものの下品さはなく、上品にまとまっている印象を受けました。これは美味しい。
こだわりが書かれた紙を見るに、宇和島産の真鯛のダシ、桑名産の蛤のダシ、乾物系のダシの3種類を合わせ、動物不使用の“繊細の中に深みのあるスープ”に仕上げてあるそう。また、塩ダレには沖縄の海塩とモンゴルの岩塩をブレンドするなど、塩一つとってもこだわりがすごいです。
麺は自家製の全粒粉入りストレート細麺。
ツルツルとした啜り心地がよく、スープの香りをしっかり広げてくれる麺です。全粒粉も入っているので小麦の味もしっかり感じられますね。
これもこだわりが書かれた紙を見ると、北海道産「春よ恋」を主体に6種類の小麦をブレンドしているそう。しなやかで旨味・風味の高い麺を目指したとのことですが、食べれば分かります。ひしひしと伝わってきます。
チャーシューは低温調理の肩ロース。しっとりとして柔らかく、肉の甘みが強いタイプ。上品なスープにもよく合っています。
これまた紙を見ると、「カナダ産黒豚バークシャをベースに開発され、抗生物質、成長ホルモン、抗菌剤を投与せず、化学薬品を~」と書いてあったので、要するにオーガニックの安全な豚ですよってことですね。
3つのソース類はどれもスープの旨味を加速させる名脇役
丼ぶり中央に乗るのは、ポルチーニデュクセル、インカベリーソース、白トリュフオイル国産黒豚パンチェッタベーコンビッツの3つのソース類(全部馴染みがないのでどれがどれだか分からなくて申し訳ありませんが)。
スープに溶かすと、蛤と同じベクトルのインパクトのある旨味がプラスされました。肌感ですが、貝とキノコの旨味って似ている気がするので、ポルチーニデュクセルが効いているんですかね。
まとめ
蛤とポルチーニ、そして鯛のインパクトがありながらも上品にまとまった塩ラーメンでした!
移転前より美味しくなっている……のは気のせいですかね? 通いやすくなった上にお店が綺麗になったので重宝しそうです。
では今回はこの辺で。ごちそうさまでした!
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●細かいチェックポイント●
味の重さ:あっさり
温度:熱すぎず、ぬるくなく
提供時間:6分(標準)
お冷:セルフ。冷たい
店内温度:適温
混雑具合:平日19時前で待ち9人(中待ち)。30分で着席
備品:つまようじ・紙ナプキン
卓上調味料:一味・酢・胡椒
タイプ:塩
エリア:新宿 / 代々木 / 大久保
推し麺度:☆8
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