カレーラーメンやカレーうどん、カレー蕎麦もあるのになぜハヤシラーメンがないのか。
カレーと肩を並べて「ぼく、なんにでも合いますけど?」みたいなポジションにいるのにラーメンに合わせないのはおかしい。
なんて思っていたら発見しました。
しかも普通のラーメン屋ではなく、イタリアン出身のシェフが手がけるラーメン屋で提供しているらしいじゃありませんか。
ハヤシラーメンが食べられる洗練されたラーメン屋『Ramen ドゥエ Edo Japan』
霞ヶ関駅直結の『日比谷パークフロント』内にあるらしいのですが、とてもラーメン屋が入っているようには見えない超立派なビルです。
普段絶対に入らないタイプのビルなので一瞬たじろぎましたが、ここはラーメンのため。外資系のビジネスマンみたいな顔をしながら入ります。
地下一階に降りると“RAMEN DUE EDO JAPAN”の文字が。
ここがお目当ての『Ramen ドゥエ Edo Japan』で間違いないようです。
ちなみにこのお店、市ヶ谷にあるミシュラン掲載店『ドゥエイタリアン』の系列店です。
店内はカウンター席のみで、洗練されたオシャレな空間。
一見すると床にビンとコップが置いてあるように見えますが、これがカウンターです。
接客も高級レストランチックな落ち着いた感じで好感が持てました。
ティッシュ、ハンガー、つまようじ、紙エプロン完備。
箸やレンゲは初見殺し過ぎるカウンターの引き出しにしまわれています。
味チェン要員は胡椒のみ。右に見えるリップみたいなものはつまようじ入れです。
ラーメンの域を超えた芸術品のような一杯「葡萄牛の“ハヤシ”そば」
今回いただいたのは「葡萄牛の“ハヤシ”そば」(1,180円)
ハヤシスープ(?)の上に葡萄牛のローストビーフ(?)がとねぎ(?)乗り、生クリーム(?)がかけられています。
見ての通りの意識の高さ。
野菜の甘みや牛肉のコクが深い超本格的なハヤシスープ
スープ、というよりもはやハヤシのルーそのもの。
トマトや玉ねぎを始めとする野菜の甘みや牛肉のコクが深い「家じゃ食べられないやつだ」と一瞬で分かる本格的な味わいです。
麺は縮れた中細麺。
ルーをよく絡める縮れ具合で、啜った時に広がるのはやはりハヤシの風味。
個人的にはもう少し太めにして麺の存在感を出してもいいかなと思いましたが、きっとこの品のある太さが『ドゥエイタリアン』ブランドなんでしょうね。
肉質は柔らかく、脂はサラッとした品のある葡萄牛
着丼の時に一番目立っていた葡萄牛のローストビーフ(?)
恥ずかしながらこういうお肉の知識は乏しいのですが、肉質は驚くほど柔らかく、脂がサラッとしていて品があります。
しかもこんなお肉がドカンと3枚も。贅沢ですね。
〆には意識高めな雑穀ご飯を入れてハヤシライスとして
麺を食べ終えたら「雑穀ご飯」(150円)の登場。
券売機にはご飯系の食券は無かったような気がしますが、店員さんに直接頼んだら出してくれました(領収書は替え玉の食券でした)。
ちなみに量はお茶碗一杯分くらいあります。
投入したビジュアルは意識高そうなレストランのハヤシライスそのもの。
しっかり美味しいハヤシライスとして最後の一滴まで残さず楽しめました。
あまりにご飯に合いすぎるから食べ終わった時の感想は「本格的で美味しいハヤシライスを食べてきた」という、もはやラーメンを食べたんだかハヤシライスを食べたんだかよくわからない感じに。
……それくらいご飯はマストだよってことで。
まとめ
野菜の甘みと牛肉のコクが深い超本格的なハヤシラーメンでした!
1,180円というラーメンにしてはちょっと強気な価格ですが、この一杯でのプチ贅沢体験を考えると納得です。
では今回はこの辺で。ごちそうさまでした!
【東京ラーメンタル】のYouTubeやTwitterもよろしくね!
●細かいチェックポイント●
味の重さ:こってり
温度:アツアツ
提供時間:7分(標準)
お冷:ビンで出てくる。冷たい。
店内温度:適温
混雑具合:平日19時半で埋まり5割くらい
タイプ:その他
エリア:赤坂 / 永田町 / 溜池
推し麺度:☆7