こんにちは。東京ラーメンタルのヒビ機です。
今回ご紹介するのは、「ミシュランガイド東京 2019」のビブグルマンに選ばれたラーメン店。
ビブグルマンってなんぞやという方に簡単に説明すると、ミシュランの星の評価からは外れるものの、5,000円以下でオススメできるお店に与えられる印、つまり“ミシュランが認めたコスパの良いお店”ってことです。
「ミシュランガイド東京 2019」では21軒のラーメン店が掲載され、今回新しく掲載された4軒のうちの1軒に行ってきました。
ミシュランにも載った煮干し醤油の名店『中華蕎麦 蘭鋳』へ
方南町駅から徒歩10分くらいのところにある『中華蕎麦 蘭鋳(らんちゅう)』。
2010年7月オープン。
冒頭でも言った「ミシュランガイド東京 2019」のビブグルマンのほか、「食べログ ラーメン 百名店」の2017と2018にも選ばれている、煮干しを使った中華そばが人気のラーメン店です。
注意しないと通り過ぎてしまいそうなほど渋い外観も味があっていいですね。
メニューはこんな感じ。
基本メニューは「中華そば」一本。口頭注文し、カウンターの上にあるお皿にお金を入れて到着時に精算するシステムです。
今回は「味玉そば」を注文しました。
煮干しの香りと共に、大判チャーシューが乗る「味玉そば」が到着!
麺を茹でる音だけがする静かな空間で待つこと数分。煮干しの香りと共に「味玉そば」(900円)が到着。
煮干しの香りの強さはいわゆるニボニボ系なセメント色のスープと同じくらいですが、このスープはそこまで煮干し全開な色はしていませんね。
丼の半分を覆い尽くす大判チャーシューもインパクトがあります。
スープは仕事の丁寧さが伝わるストレートに濃厚な煮干しテイスト!
まずはスープから一口。
なんだこれ、嘘みたいに美味いぞ……!
なんと言いましょうか。煮干しの旨味はめちゃくちゃ濃厚なんですけど、嫌なエグみは抑えつつ、でも美味しいところの苦味は出ているんです。
スープ自体に煮干しの形(細かい粉とか)はないのに、ストレートに煮干しを感じました。これは美味しい。
麺は中細ストレート。
煮干し系のラーメンでは王道なパツンとした芯の食感が心地よく、小麦の風味も豊かな麺です。
大判チャーシューは外はこんがり中はしっとりジューシーで美味い!
チャーシューは低温調理のようなピンク色(大きいから低温調理っぽく見えるだけかも)。
厚さは5mm〜6mmくらいと分厚く、かぶりつくと肉汁が飛び出すジューシーさ。
周りの部分は炭火焼きのようにこんがり焼かれていて、香ばしさが良いアクセントになっています。
最近の煮干し系のチャーシューはスライスされたピンクチャーシューが主流ですが、これくらいがっつり食べ応えのあるチャーシューも合いますね。
味玉は黄身トロトロタイプ。
黄身の甘みが強いため、麺に絡めてスープの苦味をマイルドにして食べても美味しかったです。
まとめ
店主の真面目さが表れた、ストレートに煮干しを堪能できる中華そばでした!
ミシュランの審査員の舌をも唸らせる一杯、ヒビ機の舌も唸りっぱなしでした。
きっとまた近いうちに来ます。
では今回はこの辺で。ごちそうさまでした!
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●細かいチェックポイント●
味の重さ:あっさり
温度:熱すぎず、ぬるくなく
提供時間:6分(標準)
お冷:セルフ。冷たい
店内温度:適温
混雑具合:平日12時過ぎで待ち時間15分ほど
備品:ティッシュ、つまようじ、ハンガー
卓上調味料:一味、胡椒
タイプ:醤油
エリア:中野 / 高円寺 / 荻窪
推し麺度:☆9