こんにちは。東京ラーメンタルのヒビ機です。
今回ご紹介するのは、麺の加水率を限界まで高めた“超多加水麺”で人気を博す亀有の人気店。
そもそも加水率とはなんぞやと言う話ですが、これは、麺を作る時に小麦に対してどれくらいの水(塩水)を加えるかの割合のこと。
そんな麺の命とも言える加水率は35%から50%が相場と言われていますが、こちらの麺の加水率は驚異の57%(日によって変わるそうですが)。
さて、そんな“超多加水麺”は一体どんな味でどんな食感なのか。
気になったので、早速食べに行ってきました。
“超多加水麺”が主役のラーメンを食べに『ののくら』へ
亀有駅から徒歩4分くらいのところにある『手打式超多加水麺 ののくら』。
2017年12月オープン。
市ヶ谷『九段 斑鳩』出身の店主が営むラーメン店で、冒頭でも触れた“超多加水麺”を使ったラーメンが人気です。
また、「ミシュランガイド東京」のビブグルマンを2019年から2年連続受賞している他、「食べログ百名店 TOKYO」や「TRYラーメン大賞」など、様々な賞を受賞している実力店でもあります。
メニューはこんな感じ。
基本は「中華そば」の塩・醤油と(この日は売り切れだった)「油そば」の3本で、その他ご飯ものやドリンクと言ったラインナップですね。
今回は、おすすめで全部入りになる「特製中華そば」をポチり。
スープの味は醤油でお願いしました。
鶏と醤油のいい香りと共に「特製中華そば 醤油」が到着！
待つこと数分。鶏と醤油のいい香りと共に「特製中華そば 醤油」(1,100円)が到着。
鶏油が輝く琥珀色のスープの上には、2種類のチャーシュー、味玉、ワンタン、メンマ、海苔、ネギ、三つ葉がトッピングされています。
まだ見えない“超多加水麺”は後のお楽しみということで、まずはいつも通りスープから飲んでいきます。
スープは鶏・魚介・乾物がグワッと押し寄せるコク深い味わい！
まずはスープから一口。
うおっ！ 鶏魚介の旨味が力強くて美味い！
スープを口に含んだ瞬間、鶏や魚介、乾物系の旨味が一体となってグワッと押し寄せてきました。
飲んでから美味いまでが短いインパクトのある味わいですが、魚介や乾物系がしっかり効いているため、じわじわと沁みる一面もありますね。
ダシの上に感じる醤油のコクも深く、レンゲが止まらなくなる牽引力があります。
麺はぷるぷるで超もっちもち！ 小麦の味もしっかりで美味い！
続いてお待ちかねの“超多加水麺”。手揉みも加えられていますね。
超が付くほど加水率が高いだけあって、食感はぷるぷるで超もっちもち。
これだけ加水率を上げてもしっかり小麦の風味が広がるという美味しさもポイントですが、食感と喉越しがめちゃくちゃ気持ちいいです。
丁寧な仕事ぶりが伺えるトッピングも手放しに美味い！
チャーシューは2種類で、こちらは低温調理の豚チャーシュー。
かなり分厚い食べ応え満点なカットですが、歯で噛みきった感触がないくらい肉質は柔らか。
肉の旨味がかなり強く、ほんのり感じる胡椒もいいアクセントになっています。
もう一方は、同じく低温調理の鶏チャーシュー。
先ほどの豚チャーシュー同様、こちらも肉の繊維を感じないくらいしっとり柔らかな肉質です。
こちらも分厚いながら嫌なドリップ臭がなく、噛むと肉の旨味が弾ける逸品ですね。
ワンタンはもっちりとした皮の食感が楽しく、餡に練り込まれた大葉の香りがアクセントに。
タレがよく染みたちょい固ゆで気味の味玉も間違いない美味しさです。
まとめ
“超多加水麺”の食感が楽しく、鶏・魚介・乾物の旨味の説得力がものすごい醤油ラーメンでした！
手揉み麺、手打ち麺は今まで何度も食べてきましたが、ここの麺は5本の指には確実に入る美味しさでしたね。
平日でも1時間待ちはザラという超人気店の超多加水麺ですが、「塩」を食べにまた来ようと思います。
では今回はこの辺で。ごちそうさまでした！
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●細かいチェックポイント●
味の重さ:あっさり
温度:熱すぎず、ぬるくなく
提供時間:1分(早め)
お冷:セルフ。冷たい
店内温度:適温
混雑具合:平日12時前で待ち時間60分ほど
備品:ティッシュ、紙ナプキン、おしぼり、紙エプロン、つまようじ、うちわ、ブランケット、荷物置き
卓上調味料:胡椒
タイプ:醤油
エリア:千住 / 綾瀬 / 葛飾
推し麺度:☆9
