こんにちは。東京ラーメンタルのヒビ機です。
今回ご紹介するのは、2024年2月に広尾に誕生したラーメン店『らぁー麺 なかじま』。
こちらは『紅虎餃子房』や『万豚記』などを展開する【際コーポレーション】の代表 中島 武さんが手がける高級日本料理店『食十二ヶ月 中島武 西麻布』の二毛作となるラーメン店とのこと。
そんなお店が出来たとなったら行かないわけにはいかないということで、贅の極みとも言える一杯を食べに行ってきました。
贅の極みな一杯を食べに『なかじま』へ
広尾駅から徒歩約9分、六本木駅から徒歩約12分の『らぁー麺 なかじま』。
2024年2月1日オープン。
『紅虎餃子房』や『万豚記』などを展開する【際コーポレーション】の代表 中島 武さんが手がける高級日本料理店『食十二ヶ月 中島武 西麻布』の二毛作となる、最高級の食材を使った上湯・薬膳なラーメンが人気のお店です。
ちなみに、『食十二ヶ月 中島武 西麻布』の予約が無い場合は夜も『らぁー麺 なかじま』として営業しているとのこと。
この日のメニューはこんな感じ。
基本は「和牛らー麺」「らー麺」「薬膳らー麺」「海老雲呑麺」「叉焼麺」「どんこ椎茸麺」「担担麺 汁あり/汁なし」「ふかひれ麺」「茄子麺」「茗荷薬味麺」の11本で、その他トッピングやご飯もの、一品料理といったラインナップです。
今回は、特製にあたる「らー麺 特製えび雲呑、叉焼、味玉入り」を注文。
選べる麺は、かんすい入りの方でお願いしました。
ラーメンを待っていると、まずはお通しの「豆腐とフキと花山椒の煮付け」が。
お通しは日によって違うと思いますが、こちらはフルーティーな花山椒の香りと醤油ベースの上品なタレが食感ある豆腐からジュワッと溢れ出す逸品でした。
複雑で上品な香りと共に「らー麺」が到着!
待つこと数分。動物・魚介・野菜の複雑で上品な香りと共に「らー麺 特製えび雲呑、叉焼、味玉入り」(1,800円)が到着。
少し濁った琥珀色のスープに中細麺が泳ぎ、3種類のチャーシュー、えび雲呑、味玉、干筍メンマ、どんこ椎茸、ネギなどがトッピングされています。
スープは様々な食材の五味が絡み合う煌びやかな味わい!
まずはスープから一口。
やっば……。
いつもなら「◯◯と◯◯の旨味が〜」と言えますが、このスープはあまりにも色々な旨味が複雑に絡み合っていてそうはいきませんね。
とは言えそれでは成立しないと思うので頑張って分析すると、最初にくる甘みは和牛っぽい脂の甘み。その後に来る旨味の核はおそらく豚や鶏や昆布。そこに魚介節っぽい若干の酸味が加わることで味の複雑性と奥行きを出し、主張しすぎずもシャープな醤油がまとめている。といったところでしょうか。
麺は平たい中細ストレート。
ちゅるんと滑らかな麺肌、もちっとしたコシ、豊かでやわらかな小麦の風味が特徴的な麺で、スープとの相性も抜群です。
チャーシューや雲呑などのトッピングも美味すぎる!
チャーシューは煮豚のバラ(1枚目)、低温調理のロース(2枚目)、吊るし焼き系のモモ?(ロース下。写真なし)の3種類。
すでに文字量が多いので割愛しますが、筋肉質な食感で嫌味のないスモーク感が広がる吊るし焼き系のチャーシューが特に好みでした。
えび雲呑の主役は、プリッとした繊維の1本1本を歯で感じられるほど大ぶりな海老。
その海老を包む皮はスベスベで、ひだの重なった部分のコシも楽しい逸品です。
味玉は黄身の中心がトロッとした半熟タイプ。
ほどよく染みたタレと黄身のコクのバランスが取れた、間違いない美味しさです。
まとめ
動物・魚介・乾物の五味が複雑に絡み合う、煌びやかな一杯でした!
他ジャンルの高級店からの参入はここ最近よく見かけますが、正直レベルが違いましたね(1,800円という価格も「安すぎるのでは?」と思うレベルでした)。
他のメニューも気になるので、また食べに行こうと思います。
では今回はこの辺で。ごちそうさまでした!
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●細かいチェックポイント●
味の重さ:あっさり
温度:熱すぎず、ぬるくなく
提供時間:8分(標準)
お冷:注いでくれる。冷たい
店内温度:適温
混雑具合:平日12時で待ち時間なし
備品:おしぼり、紙エプロン
卓上調味料:自家製柚子胡椒、黒七味
タイプ:醤油
エリア:六本木 / 麻布 / 広尾
推し麺度:☆9