街を歩いていて、わざと逆さまに掲げている看板を見かけることってありませんか?
あれ、本屋の場合は“本を逆さにする=降る本=古本”みたいな意味があったり、広告看板だと“他より目立たせるため”だったりと、いろんな理由があるそうです。
が、今回見つけたのは看板を逆さにした『舎鈴』。
『舎鈴』と言えば有名店『六厘舎』の系列。今更“他より目立たせるため”という理由は考えにくいし、ましてや本を売っているはずもない。
一体なぜ看板を逆さにしているのか。気になったので早速行ってきました。
↓移転後の『孫鈴舎』の記事はこちら↓
新橋に突如現れた“逆さ舎鈴”。一体どんなラーメン店なのか……?
新橋駅から徒歩6分くらいのところにある『舎鈴 新橋西口店』……ではないんです。
よく見て下さい。『舎鈴』の看板が逆さになっていますよね。
この様子から“逆さ舎鈴”なんて呼ばれているそうです。
さっそく店内に入ってみると、そこは和風なBGMが流れるいかにも六厘舎系な雰囲気。
なんて思いながら席についたら答えが張り出されていました。
どうやらこのお店、『六厘舎』の創業者・三田遼斉氏を始めとする六厘舎系の精鋭たちが5月の中旬に突如始めたラーメン店で、まだ名前が決まっていないから看板を逆さに掲げているそう。
そして各精鋭たちのファンに向けてなのか、シフト表と一言コメントまで貼ってあります。
答えが分かったところで来た「つけ」は、舎鈴っぽくないビジュアル
今回いただいたのは「つけ」の中盛(800円)
麺は『舎鈴』っぽい中太ストレートですが、スープは『舎鈴』っぽい魚介感ゼロ。
ナルトもなければ、海苔がスープに沈んじゃったりしています。
麺の量は並300g(750円)~株主1050g(1,000円)までと幅広く、すべて茹で前のグラムだそう。
ちなみに今回の中盛は茹で前450gです。
『六厘舎』系の十八番、濃厚魚介を封印した動物系スープ
まずはスープから一口。レンゲは無いので味噌汁スタイルで飲みます。
『六厘舎』の十八番である濃厚な魚介テイストは一切せず、豚骨(もしかしたら鶏も)のコクと野菜の甘みがベースのあっさりとした味わい。
唐辛子や大葉のアクセントも効いていて、かなりいい感じです。
↑スープの中から豚肉・キャベツ・メンマ・ネギがゴロゴロ出てくる。
余談ですが、魚介を封印した理由は「三田店主が魚介のアナフィラキシーを起こして味見ができなくなったから」なんだとか。
舎鈴らしいツルッとした中太麺がスープによく合う
麺は中太ストレート麺。
ツルッとすすれてのど越しが良く、コシもしっかりあります。
『舎鈴』の麺を確認してみましたが、これはそのまま(?)使っているっぽいですね。
割りスープは“ほうじ茶”。サラッとして飲みやすくなる
スープ割りは申告制。ほうじ茶で割ってくれます。
スープの味はほとんどそのままにサラッとした飲み口になるので、ゴクゴク飲み干せます。
まとめ
六厘舎色のない動物系のコクと野菜の甘みを感じるつけ麺でした!
『六厘舎』系の精鋭たちによる魚介を封印したつけ麺、食べてみる価値はあると思います。
ちなみに、ヒビ機が訪問したのは5月下旬だったので店名未定でしたが、今(6月現在)は『孫作』という名前に決まったそうです。
では今回はこの辺で。ごちそうさまでした!
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●細かいチェックポイント●
味の重さ:ややこってり
温度:熱すぎず、ぬるくなく
提供時間:2分(早い)
お冷:二杯目からセルフ。冷たい
店内温度:適温
混雑具合:日曜12時過ぎで待ち1名。10分で着席
備品:つまようじ・紙ナプキン
卓上調味料:酢・一味・胡椒
タイプ:つけ麺
エリア:銀座 / 新橋 / 有楽町
推し麺度:☆7