たま~に見かけるかけそばスタイルのラーメン。
スープと麺に並々ならぬこだわりと自信があるラーメンにしか許されないアレです(かけそばスタイルはスープと麺だけのラーメンのこと)。
醤油ラーメンや塩ラーメンではわりと見かけるけど豚骨は見ないな~なんて思っていたんですが、どうやら南阿佐ヶ谷にあるとのこと。
今回は“豚骨を超えた豚骨”を謳う、こだわりと自信がすごそうなラーメンを食べに行ってきました。
“豚骨を超えた豚骨”に出会えるTRY受賞の実力店『麺処 一笑』
南阿佐ヶ谷駅から徒歩4分くらいのところにある『麺処 一笑(イッショウ)』。
ラーメン業界最高権威を持つ「TRYラーメン大賞」の2016-2017で新人賞とんこつ部門1位、2017-2018で名店とんこつ部門3位を受賞した実力店です。
店主の金子さんは練馬の『濃菜麺 井の庄』で6年間店主を務めた方で、“豚骨を超えた豚骨”を目指したラーメンを提供しているとのこと。
券売機はこんな感じ。
まず上段にあるラーメンの券を買って、その後に中段にある野菜の券を選ぶスタイル。
トッピングをまるまる選べるのって結構珍しいですよね。
今回は初回という事でオーソドックスな「らーめん」と「プレーン」をポチり。
こだわりスープの「らーめん」は、何も乗らないかけそばスタイルで到着!
待つこと数分、「らーめん」(790円)はなにも乗らないかけそばスタイルで到着!
「プレーン」(0円)の野菜はサラダみたいにちょこんと居ます。
店内のポップに「まずはスープをお楽しみください」と書かれていたので、スープ本来の味を100%感じられるようにこのようなスタイルで提供されるんでしょうね。
普通の人よりは多くの豚骨ラーメン店を食べ歩いてきたと自負していますが、このスタイルは初です。
このままでも美味しそうな野菜。
まずはスープを。旨味100%で骨の髄まで感じる濃厚さなのにサラッと飲めて美味い!
ポップの指示に従って、まずはスープを一口。
おぉ……これは美味いぞ……!
骨粉らしいザラつきとトロみがあり、骨の髄の旨味までしっかりと感じられる濃厚な味わい。
思わず「孤独のグルメ」の井之頭五郎みたいな渋い声が出ました。
しかし、濃厚な豚骨ラーメンにありがちな臭みや食べた後に口の周りがベトベトするようなクドさは全く無く、“濃厚なのにサラッと飲める”不思議なスープです。
訊くに、豚の大腿骨・背骨・足・背脂などを、部位によって違う寸胴、違う火入れ時間で炊き出し熟成させているそう。
麺は三河屋製麺製の中太麺。
丸みを帯びた麺はプリッとした麺肌で、小麦の甘みをしっかりと感じられるモチモチとした食感。
スープとの絡みもよく、“スープと麺だけで完成している”とさえ思えました。
トッピングは入れるもよし、入れずにサラダのように食べるのもよし
途中で野菜やチャーシューを入れるとこんな感じに。
モヤシやキャベツなどのシャキシャキとした食感や、タレがしっかり染みた肉肉しいチャーシューなど、様々なアクセントが加わりました。
ただ、スープと麺の時点で完成していると思えるくらいなので、あえて一緒にせずサラダ感覚で食べても良いかもしれません。
きっと「この味がいいね」と言ってサラダ記念日になることでしょう。
まとめ
豚骨の旨味100%で“スープと麺だけで完成している”と思える豚骨ラーメンでした!
昼営業のみと少々ハードルは高いものの、この美味しさはリピート確実。
確かに“豚骨を超えた豚骨”でした。
……次は野菜をサラダ感覚で楽しんでツウぶるやつをしよう。
では今回はこの辺で。ごちそうさまでした!
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●細かいチェックポイント●
味の重さ:こってり
温度:熱すぎず、ぬるくなく
提供時間:7分(標準)
お冷:セルフ。冷たい
店内温度:適温
混雑具合:平日11時半でほぼ満席
備品:つまようじ・ティッシュ
卓上調味料:胡椒・一味
タイプ:豚骨
エリア:中野 / 高円寺 / 荻窪
推し麺度:☆9
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