こんにちは。東京ラーメンタルのヒビ機です。
今回ご紹介するのは、2020年4月23日にオープンしたばかりのフレンチシェフが手がけるラーメン店『LABO麺』。
フレンチ出身のラーメン店と言えば「TRYラーメン大賞2019-2020」の新人大賞3位にも選ばれた『銀座 八五』を筆頭に、本郷三丁目『ハイドモード』や東武練馬『君に会い鯛』など、今までご紹介してきたお店はレベルが高いだけに期待大。
ということで早速、新しく誕生したフレンチエッセンスの入った一杯を食べに行って来ました。
フレンチシェフが作る一杯を食べに『LABO麺』へ
中野駅から徒歩2分くらいのところにある『清湯豚骨白醤油拉麺 LABO麺』。
2020年4月23日オープン。
豪華客船「飛鳥Ⅱ」のシェフとして世界中を巡り、ミシュラン三つ星のレストランなどで経験を積んだ竹中誠治氏が、熟成塩豚が人気のビストロ『root』のシェフと共に数年かけて考案したラーメンが食べられるお店です。
店名からも伺える通り、味の基本は豚骨を濁さずに炊く“豚清湯”みたいですね。
麺のメニューはこんな感じ。
基本は「白醤油らーめん」「白醤油らーめん(コク)」「しょっつるらーめん(魚醤)」の3本で、(コク)は背脂が入るみたいです。
麺以外はもう一つの看板である「自家製焼売」やごはんもの、トッピングやドリンクですね。
今回は、看板制覇ということで「白醤油らーめん」の特製と「自家製焼売」を注文しました。
斬新なトッピングが目を惹く「白醤油らーめん」が到着!
待つこと数分。「白醤油らーめん」の特製(1,000円)が到着。
少し濁りのある白色系のスープに細麺が泳ぎ、2種類のチャーシュー、味付け卵、鎌倉生麩(緑のやつ)、カダイフ(多分生麩の右のやつ)、ポルチーニのヴルーテ(フチにあるペースト)などがトッピングされています。
格ゲーのキャラクターみたいな名前のトッピングが目を惹く「フレンチ出身っぽいな〜」なビジュアルですね。
スープは豚というよりは鶏が前にいる複雑な味わい。
まずはスープから一口。
ん〜、難しいぞこれは。
こだわりを見る限り豚清湯と昆布を主体に鶏も使っているみたいですが、個人的にまず感じたのは鶏の繊細な旨味となにかしらの酸味。
そしてポルチーニのヴルーテ由来なのか、きのこ系のクリーミーさと独特な香りもしますね。
フレンチをラーメンに落とし込んだというよりはラーメンをフレンチに昇華させたという感じでしょうか。
麺は「浅草開化楼」製の中細ちょい縮れ。
プリッとした麺肌で小麦の風味が上品に広がりました。
トッピングは素材の持ち味を活かしたシンプルな美味しさ。
チャーシューは低温調理のレアタイプ。
素材の持ち味を活かしたシンプルな味付けで、肉の甘みが強い逸品です。
こちらは細筍。
他で言うところのメンマ的ポジションでしょうか。
コリコリとした食感が楽しく、たけのこ味だけど親しみのないたけのこ味(語弊あるかも)なのが面白いですね。
味付け卵は黄身の中心がゼリー状の半熟タイプ。
こちらもどちらかといえば素材の味を活かす味付けで、黄身の甘みが強く感じられました。
「自家製焼売」はジューシーで肉肉しいボリューミーな逸品だ!
麺のあとはもう一つの看板「自家製焼売」(300円)も。
こちらはラーメンとは打って変わって肉の旨味と肉汁が溢れる単純明快な美味しさ。
ただ、「味がしっかりついてますので〜」的な説明はあれど個人的には醤油ちょっと垂らしたいとも思いました。
まとめ
フレンチなコンセプトを感じる、繊細で複雑な一杯でした。
個人的には難しかったものの絶賛している方もいるので、賛否両論あるということでしょうね(どのラーメンもそうだと思いますが)。
ただ、既存のどのラーメンとも当てはまらないような味だと思うので、興味がある方はぜひ。
では今回はこの辺で。ごちそうさまでした!
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●細かいチェックポイント●
味の重さ:あっさり
温度:熱すぎず、ぬるくなく
提供時間:1分(早め)
お冷:セルフ。冷たいジャスミン茶
店内温度:適温
混雑具合:平日11時半で待ち時間なし
備品:荷物置き、おしぼり
卓上調味料:山椒オイル、ライムジュース
タイプ:醤油
エリア:中野 / 高円寺 / 荻窪
推し麺度:☆6