こんにちは。東京ラーメンタルのヒビ機です。
今回ご紹介するのは、手揉み麺を使ったラーメンで人気を博す東小金井の名店『くじら食堂』が2020年2月21日にオープンさせたばかりのラーメン店『くじら食堂 bazar』。
調べてみるにこのお店は、岡山のご当地ラーメンである“笠岡ラーメン”を提供しているとのこと。
名前こそ知っているものの未食な上、『くじら食堂』が手がけているとなったら行かないわけにはいかないのがラーメンマニア・ヒビ機。
と言うことで早速、『くじら食堂』流の“笠岡ラーメン”を食べに行ってきました。
くじら流の笠岡ラーメンを食べに『くじら食堂 bazar』へ
三鷹駅から徒歩5分くらいのところにある『くじら食堂 bazar(バザール)』。
2020年2月21日オープン。
冒頭でも触れましたが、東小金井の人気店『くじら食堂』の2号店にあたるお店で、岡山・笠岡のご当地ラーメンである“笠岡ラーメン”が食べられます。
そもそも“笠岡ラーメン”とはなんぞやという話ですが、インターネット博士の言葉を咀嚼すると「老鶏を使った醤油ラーメンで、鶏チャーシューが乗る」のが特徴とのこと。
ちなみにこちらのお店、単なるインスパイアではなく、笠岡の商工会議所の認定を受けた公認の笠岡ラーメンなんだとか。
店先には手揉み麺の名店『麺や七彩』や『純手打ち だるま』をはじめとする祝花の数々が(3月に公開していますが、食べに行ったのはオープン2日目です)。
メニューはこんな感じ。
訪問時は「醤油」オンリーでしたが、ゆくゆくは「生姜」「味噌」「葱皮」「油そば」の提供も開始するとのこと。
今回は、オススメされていた「特製醤油」をポチり。
鶏と醤油のいい香りと共に「特製醤油」が到着!
待つこと数分。鶏と醤油のいい香りと共に「特製醤油」(980円)が到着。
鶏油が浮かぶ琥珀色のスープに手揉みの細麺が泳ぎ、2種類のチャーシュー、味玉、メンマ、青ネギ、白髪ネギがトッピングされています。
様々なトッピングが乗っていますが、左半分を埋め尽くす鶏チャーシューが特に目を惹きますね。
スープは醤油と鶏の旨味にグッと引き寄せられる深い味わい!
まずはスープから一口。
おぉ……惹き込まれるな……!
スープを口に含んだ瞬間、まずは醤油の香りがバチンと鮮烈に広がりました。
そしてその直後に感じるのは、グッと引き寄せられるような鶏の強い旨味。これは老鶏ならではの旨味ですかね。
余韻もかなり長く、舌を心地よく刺激する塩味とほろ苦さがしばらく残るような、深みのある味わいです。
麺は注文ごとに手揉みする中細縮れ。
唇を細かく刺激する“唇で美味さを感じる”啜り心地で、ややモチっとした食感が特徴的。
小麦の風味は優しめなので、どちらかと言うと食感重視な麺ですね。
噛むほどに旨味が滲み出る肉肉しい鶏チャーシューも美味い!
こちらは“笠岡ラーメン”の特徴の一つでもある鶏チャーシュー。
かなりしっかり煮込まれているのか、干し肉的なものすごい食べ応えがあり、噛めば噛むほど旨味が滲み出てくる逸品です。
昨今の鶏チャーシューはレアの“しっとり”か茹での“ふっくら”が主流なので、このチャーシューはある意味新しくて面白いですね。
もう一つのチャーシューは吊るし焼豚タイプ。
こちらも鶏と同様しっかりめの肉質ですが、旨味と共にほわっと広がる薫香がいいアクセントになっています。
味玉は黄身の中心がトロッとした固茹で寸前タイプ。
こちらは甘じょっぱいタレがしっかり染みた間違いない美味しさですね。
途中で胡椒を振ってピリッと引き締めるのもオススメ!
メンマにかかっていた胡椒がいい仕事をしていたので、中盤で胡椒を一振り。
比較的オールドスタイルの一杯なので合うとは思いましたが、その予想は的中。
胡椒のピリッとした辛味と青ネギの青い辛味が相乗効果を生んで全体が引き締まりました。
まとめ
醤油の香りと鶏の力強い旨味にググッと惹き込まれる、味わい深い醤油ラーメンでした!
数年前から都内で流行っている“鶏と水系”とはまた違う美味しさの鶏醤油ラーメンですね。
かなり気に入ったので次もリピートしそうですが、気が済むまで食べたら「生姜」や「味噌」にも挑戦してみようと思います。
では今回はこの辺で。ごちそうさまでした!
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●細かいチェックポイント●
味の重さ:ややあっさり
温度:熱すぎず、ぬるくなく
提供時間:5分(標準)
お冷:セルフ。冷たい
店内温度:適温
混雑具合:土曜11時で待ち時間45分くらい
備品:紙ナプキン、つまようじ、ハンガー
卓上調味料:胡椒、唐辛子
タイプ:醤油
エリア:吉祥寺 / 三鷹 / 武蔵境
推し麺度:☆9