早いものでもう2月。
2月と言ったらアレじゃないですか。
気になる男性に女性がチョコレートを贈るっていうバレンタインデーなる幻のイベントがあるじゃないですか。
街はすっかりバレンタイン一色ですよ。まぁ住みにくいこと。
でも色んなチョコ商品が出るのはチョコ好きのヒビ機としては嬉しいこと。
……どうやらチョコ商品の波が来ているのはラーメン業界も例外ではないみたいなんです。
2020年版はYouTubeで観れます!
毎年バレンタイン限定のチョコ創作麺を提供する『麺や庄の』
市ヶ谷駅から徒歩3分くらいのところにある『麺や庄の』
ラーメンクリエイターである庄野智治さんが手がける【MENSHO】グループの本店。
メインは濃厚魚介豚骨ですが、月替わりの創作麺も人気のお店です。
ついこの前紹介したばかりの創作麺、「フォアグラ花巻中華蕎麦」の次なるメニューが……
ジンジャーチョコがエスニックのトリガーを引く「チョコ担々麺」
今回いただいたのは「チョコ担々麺」(990円)
『麺や庄の』では毎年この時期になるとチョコを使った創作麺を提供していて、今年でもう11年目。
毎年楽しみにしている変わった常連さんに向けてはもちろん、チョコを贈る代わりに一緒に食べに来て欲しいという願いも込められているそうです。
それにしても味の想像が全くつかないビジュアルですよね。
トッピングは奥から順にネギ、干しエビ、ネギ、メンマ、
続いてパクチー、ピーナッツ、枝豆、白髪ねぎ、真ん中には自家製のジンジャーチョコ、その下にはケールチップと肉みそが乗っています。
食べ進めるほどに複雑になるクリーミーなスープ
スープは、丸鶏をたっぷり使用した鶏白湯スープに親鶏から取った清湯スープを合わせ、そこに豆乳クリームを加えたもの。
第一印象としては、鶏の旨みはほのかに感じるものの「俺が主役だ!」というような強い主張はなく、クリーム感の強いまろやかでどっしりとした味わいです。
表面を覆う自家製ラー油の辛さは食べ進めていくうちにじわじわと効いてくるタイプで、それと同時に溶けたジンジャーチョコの爽やかさとビターさ、パクチーや干しエビなどのエスニックなアクセントや肉味噌のコクが加わり、後半になるにつれてどんどん複雑な味わいになります。
店長さんとも少し話をさせていただきましたが、「だんだん複雑になるから言葉にしにくいですよねーw」「そうですよねーw」となったので、相当複雑なはずです。
試行錯誤の末に完成したカカオ入りの自家製麺
麺はカカオを練り込んだ角のある中細ストレート麺。
プルンとした食感でのどごしがよく、カカオが練り込まれているだけあって小麦とは少し違う香ばしさを感じます。
訊くに麺作りはかなり苦労したそうで、「カカオの風味が他の食材と喧嘩しないように、でも弱すぎないように」と試行錯誤を繰り返した結果、3%という答えに辿り着いたんだそう。
ほろ苦さとジンジャーの香りが広がる“オトナ”なチョコ
チョコへのこだわりは麺だけではありません。こちらのジンジャーチョコは、護国寺の『MENSHO』内にあるキッチンで作られているそう。
そのまま食べるとカカオのほろ苦さとキリッと効いたジンジャーの風味が感じられる“オトナ”なチョコ。
普段お菓子で食べる甘いチョコと言うよりは、ラーメンにコクとアクセントを加える調味料と捉えたほうがいいかもしれません。
〆の雑炊ももちろんチョコ仕様
〆として「チョコ雑炊」(100円)もいただきました。
ラーメンがチョコということはもちろん〆の雑炊もチョコ仕様です。
白米の上に胡椒とねぎ、そして「チョコ担々麺」にも乗っていたジンジャーチョコがトッピングされています。
スープと残った具をかけていただくと、先程より濃厚でビターなチョコが広がります。
また、ジンジャーの効きも良くなるため「チョコ担々麺」の時よりエスニックさも増しています。
まとめ
チョコ×ラーメンを成立させつつ、エスニックの舞台で複雑に絡み合った担々麺でした!
毎年人気のチョコ麺だけあって、確実に食べたいなら開店前から並ぶのが吉とのことです。
あと、今年から【MENSHO】グループ全店で提供しているので本店以外が狙い目かも?(昼夜各10食、合計20食)
では今回はこの辺で。ごちそうさまでした!
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●細かいチェックポイント●
味の重さ:ややこってり
温度:熱すぎず、温くなく
提供時間:7分(標準)
お冷:麦茶セルフ。美味しい。
店内温度:適温
混雑具合:チョコ初日のオープン時で待ち5人
タイプ:その他
エリア:四ッ谷 / 市ヶ谷 / 飯田橋
推し麺度:☆7
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