背脂ってものはどういう訳か「二度と食うか!」と思ってもすぐに身体が欲してしまう中毒性があります。
今回食べて来たのはまさしくそんな一杯。
背脂チャッチャ系のラーメンなんてもんが生ぬるく思えるような強烈な中毒性のある一杯なので、覚悟して下さい。
チャッチャ系の人気店『平太周 味庵』。しかし、ラーメンを超える背脂メニューがあるんです。
大崎広小路駅すぐ横、徒歩30秒ほどの場所にある『平太周 味庵』。
背脂がスープ一面を覆う“チャッチャ系”のラーメン店で、板橋にあった『環七ラーメン 平太周』の姉妹店でもあります。
しかし、『平太周 味庵』では、15時からしか食べられない“ラーメンを超える”背脂ギトギトのメニューがあるんです。
今回の目当てはラーメンではなく、“ラーメンを超える”背脂ギトギトメニュー。
さっそく注文して出来上がりを待っていると……。
厨房から「チャッ!チャッ!チャッ!」という不穏な音が……!
何やら厨房の方から「チャッ!チャッ!チャッ!」という不穏な音が。
ふと目をやると、店員が丼ぶりめがけて背脂を親の仇のように振りかけているではありませんか……!
「ひょっとしてとんでもないものを注文してしまったのではないか」と不安になってきましたが、ここまできたらもう引けません。
背脂が鬼のようにかかった凶悪な一杯!「爆盛油脂麺」が運ばれてきた!
待つこと10分弱、視界に入っただけでも胃が悲鳴をあげそうな「爆盛油脂麺」(880円)が運ばれてきました。
タレや油を吸いに吸った太麺に、チャーシュー・メンマ・ネギ・味玉などがトッピングされ、それら全てが背脂によってコーティングされています。
ちなみに読み方は“ばくもりあぶらあぶらめん”と、清々しいほどストレートなネーミング。
あらかじめタレ(というか油)は絡められているので、さっそくいただきます。
恐る恐る一口……ニンニクのパンチと背脂の甘さがガッツリ効いてて美味い!
うどん並みに極太な麺を持ち上げてみるとご覧の有様。
恐る恐る一口啜ると……
めちゃくちゃ美味い!!!!!
ニンニクのパンチと背脂のどっしりとした甘みが脳を揺らすかの如く強烈に広がり、身体の奥底に潜んでいた食欲がドバドバ溢れてきました。
こうなったらもう最期。
背徳感も調味料となり、モッチモチの極太麺を口に運ぶ箸が止まりません。
チャーシューはタレがしっかり染みていて、肉肉しさを感じるワイルドな食べごたえ。
ほぐしチャーシューはよく混ぜて麺に絡ませながら啜るのが吉。
味玉は黄身がしっかり固まったタイプ。
そのまま食べるより麺といっしょに混ぜて食べた方が(ほんの少しだけ)マイルドになっていいかもしれません。
後半キツくなったら味チェン要員の出番!さっぱりにもジャンキーにもできるぞ!
いくら箸が止まらなくなったとしても相手はこってこてのカロリー爆弾。
途中で味チェン要員が欲しくなるはず。
でもそこはご安心を。
「爆盛油脂麺」専用で、粉チーズ・山椒・タバスコ・マスタードなど、9種類の味チェン要員が入ったカゴを用意してくれます。
まずは油そばの鉄板であるマヨネーズをIN.
程よい酸味とジャンクさがプラスされ、戦意を失いつつあった食欲が復活してきました。
ただ、マヨネーズは実質油。
油そばに油を足すという頭の悪い味チェンで自分の首を絞めていました(でもめちゃくちゃ美味い)。
最後のスパートとして元々卓上にあった酢をドバドバIN.
酸味はマヨネーズじゃなくて酢に任せておけば良かったと、この時気づきました。
まとめ
油と脂が油々脂き事態を起こしている超極悪な油そばでした!
きっとこの記事を見て「食べてみたいけど胃もたれしそうで怖い……」と思っている方もいるはず。
そんなあなたにワンポイントアドバイス。“食べる前後30分は水を飲むな”。
経験上、胃の中で油が冷えて固まると胃もたれすると思うので、しばらくは冷やさない方が良いと思います。
では今回はこの辺で。ごちそうさまでした!
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●細かいチェックポイント●
味の重さ:こってり
温度:熱すぎず、ぬるくなく
提供時間:11分(遅め)
お冷:セルフ、冷たい
店内温度:適温
混雑具合:平日18時頃で店内8割
備品:つまようじ・ティッシュ・ハンガー
卓上調味料:胡椒・一味・酢
タイプ:まぜそば / 油そば
エリア:目黒 / 白金 / 五反田
推し麺度:☆8
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