今回はまたしても『麺屋武蔵』の限定シリーズ。『麺屋武蔵』と言えば、鬼のようにチーズをかけたつけ麺だったり、たった20杯の為に静岡まで食材を採りに行ったり、最近ではスイカを器にしたラーメンをやったりと、色々ブッ飛んだ限定をやることに定評のあるラーメン店です。(『麺屋武蔵』の過去記事はこちら)
そして今回は“渡り蟹を使った冷やしラーメン”を始めたとのこと。きっと普通のラーメンは出てこないんだろうなと思いながらも、食べに行ってきました。
渡り蟹の冷やしラーメンを食べに秋葉原の『麺屋武蔵 武仁』へ
秋葉原駅昭和通り口から徒歩1分くらいのところにある『麺屋武蔵 武仁』。
『麺屋武蔵』には各店舗に“ここだけの味”があり、ここ『武仁』の“ここだけの味”は「武仁肉」という100g超えの肉の塊(角煮)がドカンと1個乗る事。ですが、今回は限定メニューを食べるので「武仁肉」はお預けです。
っと、なんだかすごそうなものが写っていますね……。さっそく中に入って注文します。
殻を被った状態で運ばれてきた「渡り蟹冷し麺」。凄いインパクトだ……!
蟹で中が見えないじゃ~~ん!!!
運ばれてきた「渡り蟹冷し麺」(1,300円)は渡り蟹の殻を被っていて、開くまで中が見えないというちょっとした遊び心が。きっと「殻被せたら面白いじゃん」とかそんな感じで開発されたんだと思います。
開けてみると…………。
中からは渡り蟹をふんだんに使った冷やしラーメンが! って、当たり前ですが。
澄んだ渡り蟹スープに中太麺が泳ぎ、蟹の内子(卵巣のこと)を合わせたジュレ・渡り蟹の蒸し身・刻んだ生姜やみょうがなどがトッピングされています。花穂が彩りを添えているのもキレイですね。
丼の形もなんか高級そう。
冷たいスープには蟹の身の旨味がこれでもかと詰まっていて美味い!
まずはスープから一口。
蟹を使っているということで甲殻類特有の“殻っぽい味”がするかと思いきや、このスープに詰まっているのは身の旨味。蟹の身を食べている時に感じる味をそのままスープにしたような味わいです。
訊くに、ダシは宮城県亘理町直送の渡り蟹・昆布・酒から取っていて、仕上げに焼き蟹をイメージした香味オイルを垂らしているとのこと。ほんのり感じる殻っぽさは香味油由来かもしれませんね。
麺は食感を大事にしたという特注の幅広麺。
ピロピロとした幅広麺は冷水で締めることでコシが生まれ、確かに食感が特徴的です。スープに触れる面積が広い分、自然とスープの持ち上げが良くなっているのもポイントですね。
薬味と和えたりジュレにしたりと、技が光る蟹尽くしのトッピングにも注目。
トッピングにも注目していきましょう。まずは蟹の蒸し身と薬味の和え物から。
蟹の身は柔らかく、淡白の中にも深みと甘みのある味わい。刻んだ生姜やみょうがと一緒に食べることで爽快感が口に広がり、夏らしさを感じました。
見た目にも涼し気なこちらは、スープをジュレにし、蟹の内子と合わせたもの。
プルプルとした食感のジュレと、磯の香りがフッと香る内子が良いアクセントになっています。
まとめ
渡り蟹の旨味が余すことなく凝縮された冷やしラーメンでした!
いわゆる甲殻類の“殻っぽさ”はなく、身の旨味が強いので蟹好きにはたまらないと思います。ちなみに提供は9月2日までで、1日10杯限定(10杯とれない日もあるとのこと)なのでお早めに。
では今回はこの辺で。ごちそうさまでした!
『麺屋武蔵』のヤバい限定はYouTubeでも観れます!
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●細かいチェックポイント●
味の重さ:あっさり
温度:冷たい
店内温度:適温
タイプ:その他
エリア:秋葉原 / 神田 / 水道橋
推し麺度:☆7