こんにちは。東京ラーメンタルのヒビ機です。
今回ご紹介するのは、煮干しの雄『伊藤』出身の店主が営む、濃厚煮干しとペペロンチーノを融合させたラーメンが人気のお店。
『伊藤』と言えばいい意味で古風な日本らしい“飾り気のないラーメン”が特徴ですが、そんな『伊藤』出身にして挑戦的な一杯を出すとは一体どんなお店なのか。
二ボラーにしてミーハーなヒビ機、例に漏れず食べに行ってきました。
煮干しペペロンな一杯を食べに『ニボニボチーノ』へ
旗の台駅から徒歩1分くらいのところにある『煮干しNoodles Nibo Nibo Cino (ニボニボチーノ)』。
2020年6月19日オープン。
冒頭でも言いましたが、濃厚煮干しの火付け役とも言える名店『伊藤』出身の店主が営む、濃厚煮干しとペペロンチーノを融合させたラーメンが人気のお店です。
メニューはこんな感じ。
基本は「にぼにぼちーの」と「にぼにぼなーら」「しおにぼ」の3本で、その他トッピングやご飯もの、ドリンクといったラインナップです(写真は2020年7月上旬のもの。現在は「しおにぼ」のボタンもあります)。
今回は、左上の法則(ラーメン店のおすすめは左上にありがち)にしたがって「肉にぼにぼちーの」をポチり。
到着までオススメの食べ方を眺めながら待ちます。
おすすめトッピングもあるみたいですね。
ニボニボしい香りと共に「肉にぼにぼちーの」が到着!
待つこと数分。ニボニボしい良い香りと共に「肉にぼにぼちーの」(1,000円)が到着。
横から見ると“ひ”の形をした丼の“U”部分にはニボニボ系なビジュアルのスープがたまり、そこに半分浸かるようにしてペペロン煮干し粉で和えられた麺がイン(浸かっていない部分はおすすめの食べ方にあった“にぼにぼちーの上”)。
その脇を飾るようにほぐしチャーシューと紫玉ねぎがトッピングされています。
煮干し×ペペロンチーノなコンセプトは個性的ですが、“余計なものは乗せない”点は修行元の血が濃く出ていますね。
上はモチモチ麺にニンニク煮干しの効いた洋風な味わい!
まずはスープに浸かっていない“にぼにぼちーの上”から一口。
おぉ……! ニボいペペロンだ……!
まず麺の説明をすると、王道なパツパツ細麺とは真逆の生パスタ的もちもち感のある中太タイプ。
そんな麺に絡むペペロン煮干し粉は、口に入れた瞬間は「おっ、煮干しだな」なものの、すぐ後にくるニンニクの風味によって「あれ? ペペロンチーノっぽいぞ」に変わるギミックのある味わい。
形容するのが難しい味なので長くなってしまいますが、ニンニクの香りはしっかりするけど主張しすぎてないというか、奥の方にイタリアンの雰囲気がいるというか……。
下はこっぺりとした鶏白湯×煮干しの“これぞ濃厚煮干し”な味!
続いてはスープに浸かった下を一口。
ん! こっちは知ってる濃厚さだ!
下のスープは鶏白湯と煮干しを合わせた感じでしょうか。
こぺっとした粘度とどっしり構えた動物系の旨味にパンチの効いた煮干しの旨味が乗る濃厚な味わいです。
また、下の部分もペペロン煮干し粉が絡んでいるため、煮干し粉の荒々しさもガツンときますね。
トロントロンで脂の甘みも上品なチャーシューも美味い!
チャーシューは修行元と同じ豚バラタイプ。
肉質は歯が抵抗なくスッと入るほど柔らかく、噛んだ時に広がる肉の旨味とタレの塩味のバランスも絶妙。
サラッとした上品な甘みの脂とのバランスもいい逸品です。
まとめ
どっしり構えたニボニボしさとイタリアンな要素を併せ持つ、独創的な濃厚煮干しラーメンでした!
濃厚煮干しのジャンルでありながら既存のどの味にも似てないというこの美味しさ……!
さらに予想不能な「にぼにぼなーら」も近日中に食べに行かなきゃいけませんね。
では今回はこの辺で。ごちそうさまでした!
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●細かいチェックポイント●
味の重さ:こってり
温度:熱すぎず、ぬるくなく
提供時間:2分(早め)
お冷:セルフ。ルイボス茶orミント水
店内温度:適温
混雑具合:平日11時半で待ち時間なし
備品:紙ナプキン、つまようじ
卓上調味料:なし
タイプ:ニボニボ系
エリア:東急沿線(中目黒 / 祐天寺 / 自由が丘)
推し麺度:☆8