創業1984年。しみじみ味わいたいノスタルジックな“敦賀ラーメン”下北沢『一龍』

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こんにちは。東京ラーメンタルヒビ機です。

今回ご紹介するのは、創業1984年と、下北沢で40年近く愛されている“敦賀ラーメン”の人気店。
「そもそも敦賀ラーメンってなんじゃい」という話ですが、敦賀(つるが)ラーメンとは、福井県敦賀市で生まれた、豚骨や鶏ガラベースの醤油ラーメンのこと(あっさりからこってりまで幅広いみたいですが、濁りのある醤油ラーメンと覚えておけば石を投げられることはないと思います)。

ではそんな敦賀ラーメン、しかも40年近くも愛されるラーメンとは一体どんな味なのか。
気になったので早速食べに行ってきました。

ヒビ機
珍しく老舗レポか

創業1984年の敦賀ラーメンを食べに『一龍』へ

外観

下北沢駅から徒歩3分くらいのところにある『一龍(いちりゅう)』。

1984年7月オープン。
福井の『一龍』(修行元は福井で行列のできる名店『一力』)を営む兄弟から味を教わった店主が営む、敦賀ラーメン(敦賀系ラーメン)が人気のお店です。

余談ですが、女優の小池栄子さんが幼少期から通っているラーメン店でもあるとか。

メニュー

メニューはこんな感じ。
基本は「中華麺」とそのトッピング違い、夏季限定の「冷やし中華つけ麺」の7本で、その他トッピング単体や「ギョーザ」「ビール」と言ったラインナップです。

今回は、看板と思われる「中華麺」を注文。

つぼ漬け

お口直しの「つぼ漬け」を眺めながら(?)到着を待ちます。

鶏ガラと醤油の良い香りと共に「中華麺」が到着!

中華麺

待つこと数分。鶏ガラと醤油の素朴な良い香りと共に「中華麺」(750円)が到着。

濁りのある醤油色のスープに縮れた中太麺が泳ぎ、チャーシュー、メンマ、ネギ、紅生姜がトッピングされています。

スープは動物系のダシを感じる“こっさり”な味わい!

スープ

まずはスープから一口。

ん〜! 染みるぅ〜!

スープを口に含んだ瞬間、鶏ガラと豚骨の“ダシ感”のある優しい旨味と素朴な醤油の香りが広がりました。
その後にはそれらを包み込む動物系のこてっとした油分を感じられますね。

なんと言いますか、味わいはあっさり、口当たりはこってりな、“こっさり”という表現がピッタリなスープです。

ハードな食感の縮れ麺もなつかしさがあって美味い!

麺

麺は丸みを帯びた中太縮れ。
芯はないもののハードな歯応えを感じる固茹でで、この固さがノスタルジックな美味しさを引き出しています。

ヒビ機
このスープには絶妙に合う、クセになる茹でだな
チャーシュー

チャーシューは肉質しっかりめで、噛めば噛むほど旨味が滲み出してきます。

紅生姜

紅生姜やネギの清涼感は、こてこてになった口をさっぱりさせてくれる箸休め的な存在に。

ヒビ機
紅生姜はスープに沈まない様に最初に避難させるべし

まとめ

鶏ガラと豚骨の旨味が染みる、懐かしい味わいの一杯でした!

二郎系や家系の“中毒性”とは違う“また食べたくなる感じ”が長年愛され続ける理由なんでしょうね。
常連っぽい人が頼んでいた「にんにく麺」も気になるので、また食べに来ようと思います。

では今回はこの辺で。ごちそうさまでした!

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●細かいチェックポイント●
味の重さ:ややあっさり
温度:熱々
提供時間:3分(早め)
お冷:注いでくれる。冷たい
店内温度:適温
混雑具合:平日12時で待ち時間なし
備品:ティッシュ、つまようじ、アルコール消毒液
卓上調味料:醤油、酢、胡椒、ラー油、つぼ漬け

タイプ:醤油
エリア:京王沿線(下北沢 / 明大前 / 永福町)
推し麺度:☆8

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