こんにちは。東京ラーメンタルのヒビ機です。
今回ご紹介するのは、“熟成練り醤油”なる珍しいトッピングが乗り、その“熟成練り醤油”によってスープが完成するラーメンが人気のお店。
さらにそのお店は、オープンから8年経った今でも名前が付いていないと言う変わりよう。
そんな情報があったら行かないわけにはいかないと言うことで早速、“熟成練り醤油”を使う名前のないラーメン店に行ってきました。
“熟成練り醤油”が鍵を握るラーメンを食べに『 』へ
岩本町駅から徒歩3分、神田駅から徒歩4分くらいのところにある『 』(通称:無銘)。
2013年1月30日オープン。
イタリアン出身の店主が営む無名のラーメン店で、スープに“熟成練り醤油”を溶かして食べるラーメンが人気です。
メニューはこんな感じ。
基本は「熟成練り醤油らーめん」「塩らーめん」「つけ麺」の3本で、その他トッピングやご飯もの、ドリンクと言ったラインナップです。
今回は、看板メニューの「熟成練り醤油らーめん(並盛)」をポチり。
ちなみに、店名が付いていない理由は「まだ銘をいただけるような状態ではないから」とのこと。
どこまでもひたむきで謙虚と言いますか、この文章を読むだけで「あ、絶対美味いラーメン出てくるな」って思いますよね。
鶏の良い香りと共に「熟成練り醤油らーめん」が到着!
待つこと数分。鶏ポタな良い香りと共に「熟成練り醤油らーめん(並盛)」(800円)が到着。
白濁したスープに平打ち麺が泳ぎ、チャーシュー、茹でキャベツ、辛トマネギ、熟成練り醤油、海苔がトッピングされています。
そのままだと物足りないスープ。しかし練り醤油を溶かすと……?
まずはベースのスープを一口。
うんうんうん。券売機の説明書きにもありましたが、ベースだけで飲むと確かにかなり薄味。
ぽてっとした鶏の旨味と野菜っぽい甘味を感じますが、「カエシ入れ忘れたのかな?」と思う塩分量ですね。
では“熟成練り醤油”を溶かして飲んでみましょう。
熟成練り醤油を溶かして色が濃くなったところを一口。
すげぇ……完成した……!
練り醤油は魚粉か煮干し粉あたりを醤油と練ったものでしょうか。
先ほどの鶏の旨味に魚介醤油の香りや旨味がプラスされ、薄味の鶏白湯から塩分の決まった濃厚MIX系(動物魚介)の味わいに。
そして実はもう一つ味変があり、それが丼ぶり奥にある辛トマネギ。
こちらはトマトの酸味とピリ辛な油がなんともピザソース的な味わいで、スープに溶かすと一気に洋風鶏白湯な味に変化しました。
モチモチで小麦の風味が強い平打ち麺も美味い!
麺は平たい中太ストレート。
モチモチとした食感、ツルンとした啜り心地が気持ちよく、噛んだ時に広がる小麦の風味が強いです。
完成した後のスープとの相性も抜群。洋に味変したところでは生パスタのように思えるのも面白いですね。
チャーシューはスープを邪魔しないシンプルな味付けながら、肉肉しさで存在感を出す逸品。
練り醤油が乗っていたキャベツも甘くて美味しいですね。
まとめ
練り醤油で和風MIX系に、辛トマネギで洋風鶏白湯にと言う“三味一杯”なラーメンでした!
(悪い意味ではなく)見た目は地味ですが、その地味なラーメンがサラッと色々な味に変化するのがカッコいいですよね(?)。
もはや有名な『 』ですが、店名が付く前にまた食べに来ようと思います。
では今回はこの辺で。ごちそうさまでした!
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●細かいチェックポイント●
味の重さ:こってり
温度:熱すぎず、ぬるくなく
提供時間:5分(標準)
お冷:セルフ。冷たい
店内温度:適温
混雑具合:平日12時で待ち時間なし
備品:ティッシュ、つまようじ、紙エプロン、アルコール消毒液
卓上調味料:ニンニク、胡麻、一味(七味?)
タイプ:MIX系
エリア:秋葉原 / 神田 / 水道橋
推し麺度:☆8