こんにちは。東京ラーメンタルのヒビ機です。
今回ご紹介するのは、南青山という一等地にあえて(?)レトロな雰囲気の店を構える、知る人ぞ知るラーメン店。
バブル時代から愛されるお店の“かおたん”な一杯を食べに行ってきました。
バブル期から愛される『かおたんラーメンえんとつ屋』へ
乃木坂駅から徒歩8分、六本木駅から徒歩10分くらいのところにある『かおたんラーメンえんとつ屋』。
1985年オープン。
中国福建省の高級スープ“高湯(かおたん)”を使ったラーメンが人気のお店です。
「かおたんラーメン」という愛称がお店の名前だと思っている人も多いかと思いますが、正式には「えんとつ屋」までが名前。
お店の屋根に白いえんとつが立っていることからこの名前がついたんだとか。
店内はこんな感じ。
外観も内観もお世辞にも綺麗とは言えませんが、決して清潔感がないということではありません。
中国人店主(?)の指示に従い長テーブルに着席し、昭和の空気を感じながらメニューを決めていきます。
メニューはこの他にもありますが、今回はラーメンのみ載せておきます(他はおつまみやドリンクでした)。
今回は初めてなので「ラーメン」をオーダー。
ちなみに11:30〜17:00は半ライスか大盛りサービスだそうです。
鶏と野菜の甘い香りと共に「ラーメン」が到着!
待つこと数分。鶏と野菜の甘い香りと共に「ラーメン」(750円)が到着。
揚げエシャロットの香味油が浮かぶ琥珀色のスープに中細麺が泳ぎ、チャーシュー、メンマ、絹さや、もやしがトッピングされています。
スープは鶏ガラの旨味と野菜の甘みを感じる優しい味わい!
まずはスープから一口。
あぁ……素朴だけど染みる……!
メインは鶏ガラでしょうか。動物系の優しい旨味、醤油のコク、揚げエシャロットの甘みがふわっと広がりました。
高級食材をガッツリ使うスープのような強さはないですが、この素朴な味わいが舌に染みますね。
食べながら以前食べた渋谷『喜楽』に近いなと思いましたが、後で調べてみたら創業者は『喜楽』出身だそう。
揚げエシャロットのアイデアは『喜楽』の焦がし玉ねぎから来てるみたいです。
麺は少し縮れた中細麺。
これもスープと同じく昔っぽいぷるぷる食感。小麦の甘みがふわりと香る麺で、スープとの絡みも良好です。
トロンととろけるチャーシューも絶品だ!
チャーシューはバラ巻きタイプ。
口に入れた瞬間トロンととろける口どけの良さで、肉の旨味が詰まった逸品です。
まとめ
動物系の旨味と野菜の甘みが染みる素朴で優しいラーメンでした!
こういう“いつの時代でも愛される味”が長く続く理由なんでしょうね。
入店には少し勇気がいりますが、勇気を出してみる価値はあるかと思います。
では今回はこの辺で。ごちそうさまでした!
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●細かいチェックポイント●
味の重さ:あっさり
温度:熱すぎず、ぬるくなく
提供時間:17分(遅め)
お冷:注いでくれる。冷たい
店内温度:適温
混雑具合:平日12時半で待ち時間なし
備品:ティッシュ、つまようじ
卓上調味料:胡椒、ラー油、醤油、酢、ニンニク、豆板醤
タイプ:醤油
エリア:六本木 / 麻布 / 広尾
推し麺度:☆8