こんにちは。東京ラーメンタルのヒビ機です。
今回ご紹介するのは、渋谷の居酒屋で間借り営業しているラーメン店『麺処「図鑑」』。
渋谷と言えば駅周辺だけでも100を超えるラーメン店が軒を連ねる激戦区ですが、なんとこちらはその激戦区、しかも間借り営業、しかもメニューが固定ではないのに某ログでも某データベースでもランキング1桁をキープしている実力店。
実はメニュー変動のあるお店は「読者の方が紹介したメニューを食べられなくてガッカリ」な事があるので余程のことがない限り行かないのですが、流石にここまで人気があるのは“余程のこと”だろうと言うことで、間借りにして人気をキープし続ける一杯を食べに行ってきました。
間借り営業の創作ラーメン店『麺処「図鑑」』へ
渋谷駅から徒歩約5分の『麺処「図鑑」(めんどころ ずかん)』。
2020年10月5日オープン。
酒場フレンチ『209スタンド』にて間借り営業している、“固定のメニューに絞らず様々な食材にスポットを当てた創作ラーメン”が人気のお店です。
“地鶏の編”シーズンのメニューはこんな感じ。
基本は「本日の地鶏中華そば 塩」と「本日の地鶏中華そば 醤油」の2本で、その他トッピングやご飯ものと言ったラインナップです。
今回は「特製 地鶏中華そば 塩」を注文しました。
こちらはシーズンよりも短いサイクルで変更になる限定メニュー。
シーズンや限定は公式ツイッターと公式インスタグラムで発表となるので、チェックしてからの訪問をオススメします。
鶏の良い香りと共に「特製地鶏中華そば塩」が到着!
待つこと数分。鶏の良い香りと共に「特製 地鶏中華そば 塩」(1,300円)が到着。
焦がしネギオイルが浮かぶ黄金色のスープに中太麺が泳ぎ、2種類のチャーシュー、青菜、味玉がトッピングされています。
スープは鶏の分厚い旨味と甘みが広がる力強い味わい!
まずはスープから一口。
おぉ……分厚いねぇ……!
スープを口に含んだ瞬間、まずは表面を覆う鶏油の甘みとネギオイルの香ばしさがふわっと広がりました。
そしてそれに続くのは、地鶏の力強くてふくよかな旨味と、塩ダレ由来(?)と思われる乾いた魚介節系の旨味。
食材の構成は少し前の流行りっぽい感じですが、味の組み立て方と言いますか調理の仕方と言いますか、そこらへんは今っぽいですね。
麺は「麺のクリタ」製の角のある中太縮れ。
加水率が高めなのかプリプリ&モチモチとした食感が特徴的で、小麦の風味は優しめ。
鶏塩には珍しい形状の麺ですが、良い意味で存在感があって食べ応えがあります。
香ばしい炙りももやジューシーなむねチャーシューも美味い!
チャーシューは大山鶏の炙りももと低温むねの2種類。
炙りももはタタキのような攻めの火入れなのでプリッとした弾力があり、噛むごとに鶏の旨味が増す逸品。
口に入れた時の炙りの香ばしさと胡椒の香りもいいアクセントになっています。
むねは低温調理で仕上げられたしっとりジューシーな美味しさ。
ハーブでマリネされているのか、嫌なレア味はなく、口に入れた瞬間にほんのり洋風な香りがします。
味玉は黄身の中心が液状の半熟タイプ。
素材を生かしたシンプルな味付けなので、黄身の甘みやコクが楽しめますね。
まとめ
地鶏の分厚い旨味と甘みが広がる、スッキリしつつもコクのある一杯でした!
今っぽい美味しさ&行くたびに味が変わる(毎回違う美味しさがある)のがリピーターを生む(=行列が絶えない)んでしょうね。
シーズンが変わって気になるメニューがあれば、また来てみようと思います。
では今回はこの辺で。ごちそうさまでした!
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●細かいチェックポイント●
味の重さ:ややあっさり
温度:熱すぎず、ぬるくなく
提供時間:10分(やや遅め)
お冷:セルフ。冷たい
店内温度:入口に近い席はやや寒い(冬)
混雑具合:平日11時半で待ち時間45分ほど
備品:おしぼり、つまようじ、紙エプロン、荷物入れ
卓上調味料:なし
タイプ:塩
エリア:渋谷 / 恵比寿 / 代官山
推し麺度:☆8