こんにちは。東京ラーメンタルのヒビ機です。
今回ご紹介するのは、2019年5月にオープンするやいなやラーメンマニアの間で話題になっているラーメン店。
なぜ話題になっているかと言うと、ラーメンなのにかんすい不使用の麺なんです。
厳密に言うとかんすい不使用の麺はラーメンの定義から外れているらしいですが、見た目がラーメンだったら個人的にはそこはどうでもいい話です。
行った人の話によると特に食感が面白いそうなので、早速食べに行ってきました。
かんすい不使用のラーメンで話題の『楢製麺』へ
新宿駅から徒歩7分、南新宿駅から徒歩3分くらいのところにある『楢製麺(ならせいめん)』。
2019年5月6日オープン。
新宿の人気うどん店『うどん 慎』の2号店で、打ち立て、切りたて、無添加、化学調味料不使用、無塩、無かんすい麺の“うどんの進化系”をコンセプトとしたラーメン店です。
メインのメニューはこんな感じ。
「塩」「醤油」と数量限定の「鶏白湯」の3本柱で、特製にするとほぼ倍くらいの値段になりますね。
チャーシューのクオリティがかなり高いという話も出ていたので、今回は「特製塩」を注文。
タケノコが特徴的で上品な見た目の「特製塩」が到着!
待つ事数分。鶏ダシのいい香りと共に「特製塩」(1,350円)が到着。
澄んだ黄金色のスープに自家製麺が泳ぎ、3種類のチャーシュー、タケノコ、味玉、ネギがトッピングされています。
3種類のチャーシューもですが、中央のタケノコの存在感がすごいですね。
スープは芳醇な鶏の旨味とやや酸味を感じる上品な味わい!
まずはスープから一口。
スープを口に含んだ瞬間に先行するのは、酸味と厚みのある鶏の旨味。
大山鶏や名古屋コーチンといった銘柄鶏を使っているだけあって芯が太いですが、初速が終わると奥の方に昆布の旨味も感じられました。
ただ、一つ気になったのは酸味。
スープの構成的に酸味が出るような食材は見当たらなかったのですが、これはなんの酸味なんでしょう(悪目立ちしてる感じの気になり方ではなかったです)。
麺は細いのに強い弾力のある不思議な食感。でも小麦感はもの凄い。
続いてかんすい不使用という自家製の平たい細麺を。
うわっ! 小麦の香りがすごい! 食感も面白い……!
啜った瞬間にまず思ったのが、小麦の香りの強さ。
噛んでいる時の味わいは繊細ですが、びっくりするくらい香りが強いです。
食感は「この細さにしてこのコシ⁉︎」と声に出そうになったほど強いコシ……というか歯が押し返されるような弾力を感じました。
乱暴な言い方をしてしまうと、早めにフタを開けたカップ麺のような食感で好き嫌いはハッキリ分かれそうですが、個人的には面白いなと思いました。
トッピングは値段が張るだけあるクオリティの高さ!
鶏は分厚くカットされて少し炙りの入った低温調理タイプ。
ほんの少しレア味は感じますが、これは厚さによるものでしょう。肉汁がジュワッと溢れるジューシーさでかなりのクオリティのチャーシューです。
こちらは低温調理の肩ロース。
肉の旨味が凝縮されているのはもちろんですが、脂の溶け方が上品でこちらもかなりのクオリティです。
角煮タイプのチャーシューは長時間煮込んで仕込まれたもの。
びっくりするくらい柔らかく、素材の旨味を邪魔しない控えめな塩味でこれまたハイクオリティ。
タケノコはシャクシャクとした歯ごたえがよく、素材の甘みも感じられる逸品。
味玉は黄身の中心がトロッとした半熟タイプで、他店に比べて黄身の色が薄いのが特徴。
丼ぶり全体が上品な見た目なので白身が崩れているのが残念ですが、甘みがしっかり感じられる味は好みでした。
まとめ
不思議な弾力のある無かんすい麺が面白い上品な塩ラーメンでした!
特製だと攻めた値段になりますが、ノーマルならそこまで値段は張らないので、一度この麺を食べに来てみて欲しいですね。
では今回はこの辺で。ごちそうさまでした!
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●細かいチェックポイント●
味の重さ:あっさり
温度:熱すぎず、ぬるくなく
提供時間:7分(標準)
お冷:2杯目からセルフ。冷たい
店内温度:適温
混雑具合:平日12時過ぎで待ち時間なし
備品:紙ナプキン、おしぼり、ハンガー
卓上調味料:胡椒、ピンクソルト
タイプ:塩
エリア:新宿 / 代々木 / 大久保
推し麺度:☆8