こんにちは。東京ラーメンタルのヒビ機です。
今回ご紹介するのは、東十条の名店『麺処 ほん田』の一番弟子にあたる店主が営むラーメン店。
そしてどうやらこのお店のラーメンは、真鯛や貝をメインにしつつも“食べ進めていくうちに味が変わる”とのこと。
“食べ進めていくうちに味が変わる”とは一体どういうことなのか。
気になったので、早速食べに行ってきました。
“味が変わる”というラーメンを食べに『篠はら』へ
要町駅から徒歩5分、池袋駅から徒歩10分くらいのところにある『麺処 篠はら』。
2015年10月オープン。
冒頭でも触れた通り、東十条の名店『麺処 ほん田』の一番弟子である店主が営む、真鯛や貝が主役のラーメンが人気のお店です。
ちなみに、過去には「ミシュランガイド東京」のビブグルマンや「食べログ百名店」にも選出された実力店でもあります。
メニューはこんな感じ。
基本は「醤油そば」と「鯛白湯そば」の2本で、その他ご飯ものやトッピング、ドリンクと言ったラインナップです。
今回は、お店オススメの「特製 醤油そば」をポチり。
真鯛と醤油の香りと共に「特製 醤油そば」が到着!
待つこと数分。真鯛と醤油のいい香りと共に「特製 醤油そば」(1,200円)が到着。
深い琥珀色のスープに中太麺が綺麗に折りたたまれ、4種類のチャーシュー(※)、粗挽き鶏団子(※)、熟成味玉(※)、小松菜、メンマ、筍の水煮、水菜、煮干油、海苔、ネギがトッピングされています。
(※マークのトッピングが“特製”のトッピングです)
このスープ、最初は真鯛や鶏なのにどんどん貝に入れ替わるぞ……!?
まずはスープから一口。
お! 真鯛と鶏と醤油か! 美味い!
スープを口に含んだ瞬間まず感じたのは、真鯛らしい甘味を伴う鮮魚系の旨味とふくよかな鶏などの動物系の旨味、そしてそれらを包み込むコク深い醤油。
ですが……。
あれ、いつの間にか貝ダシになってない?
食べ進めていくうちに知らず知らずのうちに貝の旨味が顔を出し、食べ終わる頃にはすっかり貝が主役に。
この変化のシームレス具合が怖いくらい滑らかでビックリしますね。
麺は心の味食品製の少し平たい中太ストレート。
ちゅるりとした啜り心地&のど越しが良く、噛んだ時に広がる小麦の香りもしっかりした存在感のある麺です。
仕事の丁寧さとアイデアが光る“特製”トッピングも美味い!
こちらは4種類のチャーシューで、手前からレア、ロース、鶏、バラですかね。
どれも個性が違って美味しかったですが、ほんのりスモーキーな吊るし焼きっぽいバラと肉の繊維を感じさせないしっとりジューシーな鶏が特に好みでした。
粗挽き鶏団子はゴロッとした肉の食感が面白く、大葉の爽やかな風味がいいアクセントに。
熟成味玉は黄身の中心がさらさらな半熟タイプ。
タレの塩味が黄身に移り、元々持っている黄身のコクとのハーモニーが絶妙な逸品です。
まとめ
真鯛や鶏の旨味が徐々に貝に入れ替わる、味の多重奏な醤油ラーメンでした!
味が変わる系のラーメンは何度も食べてきましたが、味の入れ替わりの滑らかさ(?)はここがダントツかもしれません。
真鯛に特化した「鯛白湯そば」や月一営業の塩そば専門店『要の塩』も気になるので、また食べに来ようと思います。
では今回はこの辺で。ごちそうさまでした!
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●細かいチェックポイント●
味の重さ:あっさり
温度:熱すぎず、ぬるくなく
提供時間:10分(遅め)
お冷:2杯目からセルフ。冷たい
店内温度:適温
混雑具合:日曜18時で待ち時間10分ほど
備品:紙ナプキン、つまようじ、紙エプロン、ハンガー
卓上調味料:七味