こんにちは。東京ラーメンタルのヒビ機です。
今回ご紹介するのは、2018年の年末にオープンして以来行列が絶えない銀座のラーメン店。
イメージしにくいかもしれませんが、銀座は数多くの人気店がひしめく隠れ激戦区です。
さて、そんな銀座エリアで新店にも関わらず行列を作るお店は一体どんなラーメンを提供しているのか。
少し出遅れた感はありますが、さっそく食べに行ってきました。
オープン以来行列の絶えない『銀座 八五』へ
東銀座駅から徒歩5分くらいのところにある『銀座 八五(はちごう)』。
2018年12月8日オープン。
水道橋『中華そば 勝本』や神保町『つけそば 神田勝本』の3号店にあたり、フレンチの世界で40年にわたって腕をふるってきた松村靖氏が手がける“勝本の集大成”とも言えるラーメン店です。
そして、看板である「中華そば」の特徴は“タレ不使用”であること。
「スープの作り方は弟子に教えるが、タレのレシピは絶対に教えない」というお店も多くラーメンの味の決め手とも言えるタレを使わない、ある意味常識破りの一杯が食べられます。
メニューはこんな感じ。
基本は「中華そば」の一本で、時期によっては「季節のそば」の提供もあるという感じでしょうか。
今回は「味玉中華そば」をポチり。
芳醇な鶏の香りと共に「味玉中華そば」が到着!
待つこと数分。芳醇な鶏の香りと共に「味玉中華そば」(950円)が到着。
コンソメ的な澄んだスープに細麺が泳ぎ、チャーシュー、メンマ、味玉、ネギがトッピングされています。
見た目も香りもとてもタレ不使用とは思えないほど(いい意味で)普通のラーメンです。
スープは鶏の旨味と野菜の甘みがブワッと広がる分厚い味わい!
まずはスープから一口。
うおっ! 旨味も甘みもすごいなこれ……!
スープを口に含んだ瞬間、芳醇な鶏の旨味と野菜の甘みがブワッと広がりました。
例えるなら和風に寄せたコンソメという感じでしょうか(キューブのあのコンソメではなく、フレンチのちゃんとしたコンソメです)。かなり分厚い味わいです。
そしてタレ不使用とは思えないほど塩味もバチっと決まっていますが、これはスープにプロシュートを加えているからなんだとか。
麺は浅草開化楼製の細ストレート。
固ゆでによる芯ではなく麺自体のコシを感じる歯切れの良い食感で、噛んだ時の小麦の広がりも良好。
この手の麺は終盤になると伸びたり溶けたりしがちですが、この麺は最後まで同じ食感が持続しています。
フレンチの技術が光るトッピングも逸品揃いだ!
チャーシューはバラタイプ。
上にかかっているのはフレンチの肉料理で使われる“ペッパーキャビア”なる希少な胡椒だそう。
口に入れた瞬間に繊維がほどけるような柔らかさで、強い肉の旨味に対してピリッとした胡椒の風味がいいアクセントになっています。
味玉は黄身の中心がトロンとした半熟タイプ。
スープの繊細さを壊さないシンプルな味付けの間違いない美味しさですね。
食後はほうじ茶でさっぱりと口直しすべし。
こちらは食後に振舞われるほうじ茶。
水出しなのか、色こそ薄いものの香りはかなりのレベル。
うすはりグラスの口当たりも良く、油っぽくなった口の中をさっぱりさせてくれます。
まとめ
鶏の旨味と野菜の甘みを感じる芳醇で分厚いラーメンでした!
ラーメンのレベルもさることながら、接客や空間演出もかなりのレベルだと思いました。
高級志向が好まれる銀座ならではの戦略と言いますか、これは行列ができない方がおかしいですね。
では今回はこの辺で。ごちそうさまでした!
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●細かいチェックポイント●
味の重さ:あっさり
温度:熱すぎず、ぬるくなく
提供時間:2分(早め)
お冷:注いでくれる。冷たい
店内温度:適温
混雑具合:平日12時半で待ち時間30分ほど
備品:おしぼり、つまようじ、紙エプロン、ハンガー
卓上調味料:なし
タイプ:塩
エリア:銀座 / 新橋 / 有楽町
推し麺度:☆8